令和2年、ジャパニーズウイスキーの熱狂的なブームの最中に、通信販売専門の酒販店として開業。
開業のきっかけは、希少価値やブランド名にとらわれることなく、私自身が「本当に美味しい」と感じたお酒を、お客様と分かち合いたいという純粋な想いから。
その一杯を通じて、驚きや喜び、時には懐かしさなど、さまざまな感情を共有できる場を築きたいと願い、今日に至ります。
しかし、年月を重ねるにつれ、ある種の違和感を抱くように。
定価で入手できる希少酒を求め、SNS映えを目的に購入される方が増加。「〇〇はありますか?」と、銘柄のみを追い求める問い合わせが日常茶飯事となり、対面販売では見えにくい言葉の棘も目立つように。
「ただ買い物をするだけの場」ではなく、「お酒とともに過ごすひとときを、より豊かにする場所でありたい」という想いは年々強く。
こうした思いから、創業から6年目を迎えた今、新たなECプラットフォームにて再スタートを切る運びとなりました。
当店のコンセプトは、「一日の終わりに安らぎが得られる場所」。そのため、新商品の販売開始やイベント開始時間は夜が中心。
お仕事帰りやご家庭のことがひと段落したあとでも、ご自身のペースでゆっくりとお買い物をお楽しみいただけます。
「今日も一日、頑張った自分へ」
「大切な方への贈り物を探したい」
そんな気持ちに寄り添える、やさしい時間を提供できるお店でありたいと考えております。
また、ただ購入していただくだけでなく、お酒を片手にほっと一息つきながら楽しめるような読み物もご用意。
[お酒にまつわる小話]
知っているようで知らない、お酒の歴史や製法、銘柄の由来など、飲む楽しみに深みを加える話題。
[日本の歴史のトリビア]
職場やプライベートでの雑談にも役立つ、日本の歴史に関する意外なエピソードや豆知識。
[父親目線での子育てエッセイ]
父として、夫として、ひとりの大人として——家庭での出来事や学びを、等身大の言葉で。
現代は動画やSNSが主流ですが、当店の読み物を通して、
・大好きなお酒の知識を深める。
・社会人としての雑談力を養う。
・親として、学ぶ姿勢を子どもに示す。
そんな新たな価値を創出にお役立ていただければ幸いです。
お酒という文化を通じて、人と人とのつながりを大切にし、社会に役立つ存在でありたい——それが、酒のTAKEDAが目指す「新しいEC酒販店」の姿です。